第7章 Tibero 6 FixSet02

目次

7.1. 新機能
7.1.1. DBMSエンジン
7.1.2. ユーティリティ
7.2. 変更機能
7.2.1. DBMSエンジン
7.2.2. ユーティリティ

本章では、Tibero 6 FixSet02の新機能と変更機能について簡単に説明します。

7.1. 新機能

本節では、Tibero 6 FixSet02の新機能について説明します。

7.1.1. DBMSエンジン

以下の機能を追加しました。

  • 統計情報の変更と確認

    ユーザーが統計情報を変更および確認できるプロシージャを追加しました。

    プロシージャ説明
    dbms_stats.get_table_statsデータ・ディクショナリ(DD)または統計表に存在する指定された表の統計情報を取得します
    dbms_stats.set_table_statsユーザー指定の表の統計情報をデータ・ディクショナリまたは統計表に記録します
    dbms_stats.get_index_statsデータ・ディクショナリまたは統計表に存在する指定された索引の統計情報を取得します
    dbms_stats.set_index_statsユーザー指定の索引の統計情報をデータ・ディクショナリまたは統計表に記録します
    dbms_stats.get_column_statsデータ・ディクショナリ(DD)または統計表に存在する指定された列の統計情報を取得します
    dbms_stats.set_column_statsユーザー指定の列の統計情報をデータ・ディクショナリまたは統計表に記録します
  • バックアップとリカバリ

    • デフォルトの場所以外のログを自動回復するとき、事前に指定して開始できるように「alter database register logfile」DDL文を追加しました。

  • DDL

    • 仮想列機能を追加しました。

    • LONGまたはLOB型の列が含まれている表を圧縮する機能を追加しました。

    • ビットマップ索引機能を追加しました。

    • alter rmgr backup文とalter rmgr restore文を追加しました。

      参考

      詳細については、『Tibero SQLリファレンスガイド』を参照してください。

  • 静的ビューと動的ビュー

    • V$SYSSTATとV$SESSTATビューに、物理読み取りと論理読み取りの統計情報を追加しました。

    • V$LOCKビューに、取得または要求の後、経過した時間(秒)を確認できるCTIMEを追加しました。

    • GV$WAITER_SESSIONビューとGV$BLOCKER_SESSIONビューに、他のノードが待機したりブロックしたりするロックを出力するようにしました。

    • [ALL | DBA | USER]_PART_TABLESに間隔列を追加しました。

    • [ALL | DBA | USER]_TBL_COLUMNSにDEFAULT_LENGTH、CHAR_COL_DECL_LENGTH、CHAR_LENGTH列を追加しました。

    • UNDOエクステントに関する情報を表示するDBA_UNDO_EXTENTSビューを追加しました。

    • UNDO表領域内の空き領域と再使用可能な領域を示すV$UNDO_FREE_SPACEビューの列を追加および変更しました。

  • パッケージ

    以下のプロシージャと関数を追加しました。

    • DBMS_XMLDOM

      オプション説明
      NEWDOMDOCUMENTDOMドキュメントを作成します
      FREEDOCUMENTドキュメントに関連付けられたリソースを解放します
      CREATEELEMENT指定のドキュメント内に要素を作成します
      CREATETEXTNODE指定のドキュメント内にテキスト・ノードを作成します
      GETXMLTYPEXMLドキュメントを出力します
      MAKENODEドキュメントをノードにキャストします
      APPENDCHILD指定されたノードに子ノードを追加および出力します
    • DBMS_XMLGEN

      オプション説明
      SETMAXROWSGETXMLまたはGETXMLTYPEで処理できる行の最大数を設定します
      SETSKIPROWSGETXMLまたはGETXMLTYPEでスキップする行数を設定します
      GETNUMROWSPROCESSEDGETXMLまたはGETXMLTYPEによって処理された行数を出力します
      GETXMLTYPE指定のctxHandleからXMLドキュメントを作成します

    参考

    詳細については、『Tibero tbPSMリファレンスガイド』を参照してください。

7.1.2. ユーティリティ

以下の機能を追加しました。

  • tbLoader

    • 不良ファイルに記録しないエラーコードを定義するためのSKIP_ERRORSオプションを追加しました。

  • tbMigrator 2.0

    • MS SQLからTiberoへの移行時にタイムスタンプ列のMS SQL関数を処理できる機能を追加しました。

  • tbExport

    • インポート対象となるサーバーで使用する表領域と、エクスポート対象となるサーバーの表領域が異なる場合、エクスポート時に表領域をマッピングするためのREMAP_TABLESPACEオプションを追加しました。

    • インターバル・パーティション表へのエクスポート機能を追加しました。

7.2. 変更機能

本節では、Tibero 6 FixSet02の変更機能と改善された機能について簡単に説明します。

7.2.1. DBMSエンジン

以下の機能が改善されました。

  • バックアップとリカバリ

    • TAC構成でメディア・リカバリを行うとき、アーカイブ・ログを読み込むロジックを改善してパフォーマンスを高めました。

  • Binary Tip

    • 環境変数のBTIP_PATHを追加して、ユーザーがBinary Tipのパスを指定できるようにしました。

    • データベースの起動時にロードするBinary Tipの内容をトレース・ログに記録します。

    • V$INSTANCEは、データベースの起動時にロードされるBinary Tipファイルの情報を提供します。

  • パラレル実行

    • SOを使用してパラレル実行スレーブの割り当てと解放を管理します。

  • DDL

    • ALTER DATABASE RENAME〜文をMOUNTモードでのみ使用できるように変更しました。

    • DDLトリガーを実行する際、現在実行されているDDLの対象がトリガーの場合は実行されないように変更しました。

  • 静的ビューと動的ビュー

    V$SESSIONのSTATUS列の値を変更しました。

    列説明
    READYThe session is connected.
    SESS_CLEANUPThe session resources are being cleaned up.
    ASSIGNEDThe session has an assigned thread, but is not ready yet.
    ASSIGNED_FOR_PEThe session has an assigned thread for the parallel execution, but is not ready yet.
    CLOSINGThe session is being closed.

7.2.2. ユーティリティ

以下の機能が改善されました。

  • tbMigrator 2.0

    • PostgreSQLのTIME WITH TIME ZONE型のデータをTiberoのTIME型のデータに移行します。

    • PostgreSQLのTIMESTAMP WITH TIME ZONE型のデータのTIME ZONEは、TiberoのUTCに変換して移行します。

    • REAL、FLOAT、DOUBLE型のデータは、BINARY_DOUBLE型またはBINARY_FLOAT型に移行します。

  • tbExport

    • DDL文以外のメッセージはコメント処理して、実行可能な問合せを即時にエクスポートできるようにしました。

    • マテリアライズド・ビューの列コメントを移行できます。

  • tbImport

    • DDL文以外のメッセージはコメント処理して、実行可能な問合せを即時にインポートできるようにしました。

    • マテリアライズド・ビューの列コメントを移行できます。

    • スキップされたオブジェクトはコンソールに出力せず、デバッグ・ログにのみ記録されます。