第6章 Tibero 6 FixSet03

目次

6.1. 新機能
6.1.1. DBMSエンジン
6.1.2. クライアント・ドライバー
6.1.3. ユーティリティ
6.2. 変更機能
6.2.1. DBMSエンジン
6.2.2. ユーティリティ

本章では、Tibero 6 FixSet03の新機能と変更機能について簡単に説明します。

6.1. 新機能

本節では、Tibero 6 FixSet03の新機能について説明します。

6.1.1. DBMSエンジン

以下の機能を追加しました。

  • TAC

    • ウォッチドッグ・チャネルを介してTBCMとMTHR間でメッセージ通信を行うことができます。

    • TACクラスター間の接続に関するINC情報を確認できるV$INTERCONNECTIONビューを追加しました。

    • CRAS(CR Request Async Service)とBRAS(Buffer Request Async Service)機能を追加しました。

      スレッド説明
      CRASTAC構成で他のノードの要求により、CRブロックをビルドするとき、ビルドに失敗する場合がありました。CRASスレッドは、CRからの要求が処理できるまで待機し、ビルドを再実行するために使用されます
      BRASTAC構成で、他のノードからのメッセージと同時に受信したブロックをキャッシュするとき、ブロック・ヘッダー(bh)が十分でないと、CMPT(RCVR)が割り当てを繰り返す間ブロッキングされます。BRASスレッドは、bhの割り当てを代わりに行い、割り当てに成功したらメッセージにbhを添付して、CMPTが再実行されるようにします
  • system.shスクリプト

    • system.shスクリプトの実行中にエラーが発生した場合、実行を中止するための-eオプションを追加しました。

  • ヒント

    • 不要な結合の削除を無効にするNO_JOIN_ELIMINATIONヒントを追加しました。

  • Tibero Resource Manager

    • リソース・マネージャーを追加しました。

  • バックアップとリカバリ

    • 運用中のTACを単一インスタンスに変更することができます。

  • DDL

    • グローバル・パーティション索引の特定のパーティションを削除することができます。

    • プロファイルのVerify_FunctionにOLD_PASSWORDを設定できます。

    • パーティション化されたIOTのパーティション交換機能を追加しました。

    • プロキシ・ユーザーを使用することができます。詳細については、『Tibero SQLリファレンスガイド』を参照してください。

    • 管理者権限を分離できる機能を追加しました。詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「第15章 Tibero Separation of Duties」を参照してください。

  • PSM

    • NCLOB型を追加されました。

    • CONTINUE WHEN文の機能とラベルを追加しました。

    • FORALL~SAVE EXCEPTION文を追加しました。

  • 文字セット

    以下の文字セットを追加しました。

    • RU8PC866(ロシア語)

    • TH8TISASCII(タイ語)

  • 静的ビューと動的ビュー

    以下の列を追加しました。

    • V$INSTANCEビューのTIP_FILE列

    • USER_TAB_PARTITIONSビューのロギング

  • パッケージ

    以下のパッケージと関数を追加しました。

    • DBMS_XMLQUERYパッケージ

    • DBMS_DB_VERSIONパッケージ

    • UTL_COMPRESSパッケージ

    • DBMS_STANDARDパッケージ

    • DBMS_SQLTUNE.REPORT_SQL_ADVISOR関数

    • DBMS_SESSION.IS_SESSION_ALIVE関数

6.1.2. クライアント・ドライバー

以下の機能を追加しました。

  • ゲートウェイ

    • Javaゲートウェイにステートメント・キャンセル機能を追加しました。(ゲートウェイ・ベースポート+1のポートを使用)

  • tbJDBC

    • JDBCエスケープ構文のスカラー関数(SPACE、LEFT、RIGHT、INSERT、REPEAT、CONVERT、DATABASE、IFNULL)を追加しました。

    • DATEまたはTIMESTAMP列に対してgetString()APIを呼び出すとき、NLS_XXX_FORMATを適用することができます。

6.1.3. ユーティリティ

以下の機能を追加しました。

  • リカバリ・マネージャー(RMGR)

    • アーカイブ・ファイルを1つのファイルにバックアップするためのtbrmgrコマンドに--aオプションを追加しました。

  • tbdv

    • RAWデバイスで使用できるように、-lオプションを追加しました。

  • tbSQL

    • 以下のコマンドを追加しました。

      コマンド説明
      Export表データをデータ・ファイルまたは制御ファイルにエクスポートします
      History Save履歴のSQLコマンド・リストをファイルとして格納します
      History Restoreファイル内のSQL文を履歴バッファーにロードします
    • 特定のユーザーがコマンドにアクセスするためのポリシーを定義できる機能を追加しました。

  • tbExport

    • ビットマップ索引をエクスポートすることができます。

    • マテリアライズド・ビューの物理属性と索引をエクスポートすることができます。

6.2. 変更機能

本節では、Tibero 6 FixSet03の変更機能と改善された機能について簡単に説明します。

6.2.1. DBMSエンジン

以下の機能が改善されました。

  • TAC

    • デッドロック検出(分散デッドロック検出)とその性能が改善されました。

  • TSC

    • プライマリ・データベースから受信したログをキャッシュして使用します。プライマリ・データベースがディスクから読み取らなかったブロックは、スタンバイ・データベースも読み取らないようにしました。

  • BTIP(Binary TIP)

    • 動的に変更できないパラメータに対してBTIPをサポートします。

  • DDL

    • ユーザー・プロファイルのpassword_grace_time制約に0を設定することができます。

6.2.2. ユーティリティ

以下の機能が改善されました。

  • tbdv

    • マルチ・ブロック読み取り機能を追加してパフォーマンスを改善しました。

  • tbExport

    以下は、SYS、SYSCAT、SYSGISユーザーを除外する機能です。

    • 全データベース・モードでエクスポートするとき、SYS、SYSCAT、SYSGISを除いてエクスポートします。

    • SYS、SYSCAT、SYSGISユーザーを指定してユーザー・モードでエクスポートするとき、「Error: cannot export system users(システム・ユーザーをエクスポートできません)」を出力します。

  • tbImport

    以下は、SYS、SYSCAT、SYSGISユーザーへの実行を制限する機能です。

    • 全データベース・モードでエクスポートするとき、SYS、SYSCAT、SYSGISを除いてインポートします。

    • SYS、SYSCAT、SYSGISユーザーを指定してユーザー・モードでインポートするとき、「Error: cannot import system users(システム・ユーザーをインポートできません)」を出力します。