第8章 Tibero 6 FixSet01

目次

8.1. 新機能
8.1.1. DBMSエンジン
8.1.2. クライアント・ドライバー
8.1.3. ユーティリティ
8.2. 変更機能
8.2.1. DBMSエンジン
8.2.2. クライアント・ドライバー
8.2.3. ユーティリティ

本章では、Tibero 6 FixSet01の新機能と変更機能について簡単に説明します。

8.1. 新機能

本節では、Tibero 6 FixSet01の新機能について説明します。

8.1.1. DBMSエンジン

以下の機能を追加しました。

  • ASH(Active Session History)

    • ASH(Active Session History)は、比較的短い間隔でRUNNING状態のセッション情報を共有メモリに循環キューとして保存します。管理者は、最新のセッション情報をSQL形式で照会することが可能なので、パフォーマンスの問題を診断することができます。

  • TBCM(Tibero Cluster Manager)

    • VIP監視とフェールオーバー機能を追加しました。CMでVIPの状態を監視し、インスタンスのみダウンした場合にも、VIPフェールオーバーを実行する機能を提供します。

    • CM GUARDにログを記録する機能を追加しました。

    • 障害が発生したノードを検知する速度を向上させるパラメータを追加しました。

      参考

      詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「第9章 Tibero Cluster Manager」を参照してください。

  • TSC(Tibero Standby Cluster)

    • NOARCHIVEモードの場合、索引の高速ビルド・ログとDPI/DPLログを記録する機能を提供します。

    • スタンバイREDOログを適用するとき、設定した時間の間遅延させる機能を提供します。

  • バックアップとリカバリ

    • 障害が発生したデータ・ファイルが存在する表領域を削除する、alter database datafile ~ offline for drop文をサポートします。

    • オンライン状態で、破損したデータベースのブロックを検知し、RMGRと連携してそのブロックにのみメディア・リカバリを実行する機能を提供します。

    • クラッシュ・リカバリの平均時間を設定できる機能を提供します。

      参考

      詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「第6章 バックアップとリカバリ」を参照してください。

  • TPR(Tibero Performance Repository)

    Tibero 6から、APM(Automatic Performance Monitoring)がTPR(Tibero Performance Repository)に変更されました。

    参考

    詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「第14章 Tibero Performance Repository」を参照してください。

    • ベースライン

      DB負荷に対するパフォーマンスの標準を設定する機能です。

    • Aggregation Retention Over

      有効期限が切れた状態のTPRスナップショットを結合して保存します。

    • TPRスナップショット間の比較機能

      ユーザーが指定した特定のスナップショット間のパフォーマンスの違いを比較します。

    • TPRレポート

      • 各セグメントごとに、物理読み取り、論理読み取り、ITL待機、バッファー・ビジー待機、行ロック待機などの情報を追加しました。

      • SQL Ordered by Extra I/O、Elapsed Time per Executionなどの情報を追加しました。

      • パラメータの変更履歴とレンジを表示する機能を追加しました。

      • APMセッション情報の収集、保存、およびレポートを出力する機能を追加しました。

      • I/Oの概要セクションを出力する機能を追加しました。

  • バックグラウンド・プロセスの再起動機能

    • 以前は、バックグラウンド・プロセスが異常終了した場合、Tiberoがシャットダウンすることがありました。これらの問題を改善し、安定性を高めるため、異常終了した一部のバックグラウンド・プロセスが自動的に再起動する機能を追加しました。

  • リスナー・マルチ・ポートをサポート

    • Tiberoデータベースにアクセス可能なリスナー・ポートを動的に複数指定できる機能を追加しました。

      参考

      詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「5.5.3 動的リスナー・ポートの追加と削除」を参照してください。

  • OS認証をサポート

    • DBMS内のパスワード認証ではなく、OS認証を通じてDBMSにログインできる機能を提供します。

      参考

      詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「5.1.4 OS認証を用いたユーザー作成」を参照してください。

  • BINARY TIP

    • 初期化パラメータの値をバイナリ・ファイル形式で格納する機能を提供します。

      参考

      詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「2.6. Binary TIPの使用」を参照してください。

  • TDEでの索引使用

    • TDE機能を使用して列を暗号化した場合でも、一意索引に加え、レンジも検索できる機能を追加しました。

  • データ定義言語(DDL)

    以下の構文を追加しました。詳細については、『Tibero SQLリファレンスガイド』を参照してください。

    • ALTER TABLE文

      • レンジ/リスト・コンポジット・パーティションのマージ機能を提供します。

      • パーティション表の特定の​​パーティションのセグメントと他の表のセグメントを交換するEXCHANGE PARTITION文を提供します。

      • MOVE PARTITION文にパラレル機能を追加しました。

    • ALTER INDEX文

      特定のパーティションの索引を再作成できる機能を追加しました。

    • ALTER VIEW文

  • データ操作言語(DML)

    • 実行中にエラーが発生しても、実行を中断することなく、エラーの内容と該当するデータをエラー・ログ表に保存した後、次の行へ進む機能を提供します。

  • データ型の追加

    • 浮動小数点データを処理するため、BINARY_FLOAT型とBINARY_DOUBLE型を追加しました。

  • 再帰的WITH文

    • SQL-99標準で定義した再帰共通表式(Recursive Common Table Expression)に該当する構文をサポートします。

  • 問合せアウトライン

    • 作成した計画情報を保存しておき、以降受信される同じ問合せに対して使用できる機能を提供します。

  • バインド変数のキャプチャ

    • SQLのバインド変数を定期的にサーバーに保存する機能を提供します。

  • アドバンスト・キューイング

    • Tiberoデータベースと統合されているメッセージ・キューイング機能であるアドバンスト・キューイング機能を提供します。データベースを使用することにより、キューに格納されているメッセージの永続性が保証されます。

  • SQL計画履歴

    • オプティマイザーの変更や統計情報の変更に伴う計画の変更を保存しておき、予期せぬ計画の変更を検知できる機能を提供します。

  • 適応カーソル共有

    • SQLにバインド変数が存在する場合は複数の計画を作成しておき、さまざまなバインド変数の値が入力されても、最適な計画を見つけられる機能を提供します。

  • 結果キャッシュの統計情報を追加

    • V$RESULT_CACHE_STATISTICSビューとV$RESULT_CACHE_OBJECT_STATISTICSビューを介して、結果キャッシュごとのヒット率などを検出することができます。

  • VPD(Virtual Private Database)

    • ルール・ベースのデータベース・アクセス制御機能を提供します。

  • ビットマップ索引

    • ビットマップ索引を提供して、OLAP問合せへの効率的な実行をサポートします。

  • 分析関数の変換機能

    • 同じ表に対して集計副問合せを使用した場合、条件が満たされれば分析関数に変換して、効率的なSQL実行が可能となります。

  • リモート・ストレージを有する実体化ビュー

    • 異種データベースで実体化ビューを使用して、Tiberoに存在するベース表のデータを同期できる機能を追加しました。

      参考

      詳細については、『Tibero SQLリファレンスガイド』を参照してください。

  • PSM

    • ラッパー機能

      PSMの関数、プロシージャ、パッケージ本体などのソースを暗号化できる機能を提供します。

    • オブジェクト型

      データ型のデータ・コンポーネントとサブプログラムをカプセル化した抽象データ型を提供します。ただし、tbPSM内で使用される機能のみ実装されています。

    • コレクション型をグローバル変数として使用することができます。

    • 繰り返し文内でCONTINUE文を使用することができます。

    • XML形式/ジオメトリ演算機能を提供します。

      参考

      詳細については、『Tibero tbPSMリファレンスガイド』を参照してください。

  • ジョブ・スケジューラー

    PSMで使用可能な構文をジョブとして登録および実行できる機能を提供します。

    • 時間ベースのジョブ・スケジューリング

      指定時間の間、特定のジョブを定期的に開始する機能です。

    • 依存関係ベースのジョブ・スケジューリング

      直前のジョブが成功したら、次のジョブを順番に実行させる機能です。

  • 文字セット

    以下の文字セットを追加しました。

    言語文字セット説明
    中国語、香港語ZHT16HKSCS

    HKSCS2001香港語

    MS Windowsコード・ページ950中国語

    ベトナム語VN8VN3VN3 8ビット・ベトナム語
    東ヨーロッパ語EE8ISO8859P2ISO8859-2東ヨーロッパ語
    西ヨーロッパ語WE8MSWIN1252MS Windowsコード・ページ1252西ヨーロッパ語
    WE8ISO8859P1ISO8859-1西ヨーロッパ語
    WE8ISO8859P9ISO8859-9西ヨーロッパ語(トルコ語)
    WE8ISO8859P15ISO8859-15西ヨーロッパ語
    ロシア語、ブルガリア語CL8MSWIN1251MS Windowsコード・ページ1251キリル文字
    CL8KOI8RKOI8-Rキリル文字
    CL8ISO8859P5ISO8859-5キリル文字
  • 静的ビューと動的ビュー

    以下のビュー表を追加しました。

    ビュー表説明
    V$INTERCONNECT_LATENCYインターコネクトの待ち時間を表示します
    V$SHP_ADVICE推奨される適切な共有プールのサイズを表示します
    V$BG_SESSION各バックグラウンド・セッションの情報を表示します
    V$LOG_HISTORYログの変更履歴を表示します
    V$ENCRYPTION_WALLETウォレット・ステータスを表示します
    V$RUNNING_JOBS実行中のジョブ情報を表示します
    V$RUNNING_JOBS_WITH_NAME実行中のジョブ名が含まれている情報を表示します
    V$SQL各SQLの子カーソルの統計情報を表示します
    V$SQLAREASQL文の統計情報を表示します
    V$SYS_TIME_MODEL統計情報を分析するためのシステム・レベルの時間情報を表示します
    V$SESS_TIME_MODEL統計情報を分析するためのセッション・レベルの時間情報を表示します
  • 組み込み関数

    以下の関数を追加しました。詳細については、『Tibero SQLリファレンスガイド』を参照してください。

    関数説明
    XMLCDATA()exprの結果を使用してCDATAセクションを作成します
    XMLROOT()XMLドキュメントの宣言型を作成します
    XMLCOLATTVAL()各パラメータを「column」名と「name」属性を持つXMLノードに変換し、変換されたパラメータを結合して返します
  • パッケージ

    以下のパッケージが追加または改善されました。詳細については、『Tibero tbPSMリファレンスガイド』を参照してください。

    パッケージ説明
    DBMS_AQアドバンスト・キューイング機能と関連したプロシージャと関数を提供します
    DBMS_AQADMアドバンスト・キューイング機能を構成および管理するために使用できるプロシージャと関数を提供します
    DBMS_DEBUG2つのセッションを使用して、PSMプログラムをデバッグできるプロシージャと関数を提供します
    DBMS_PIPE同じインスタンス内のセッション間で通信できるプロシージャと関数を提供します
    DBMS_RESULT_CACHEDBAがデータベースの共有メモリ内の結果キャッシュを制御できるプロシージャと関数を提供します
    DBMS_RLSDBMSの仮想プライベート・データベース機能を構成および管理するために使用できるプロシージャと関数を提供します
    DBMS_SCHEDULERPSMで使用可能な構文をジョブとして登録し、登録されたジョブを実行できるプロシージャと関数を提供します
    DBMS_XMLGEN入力された問合せの結果セットをXML形式に作成できるプロシージャと関数を提供します
    DBMS_XPLAN計画情報と計画の実行情報に対し、ユーザーが目的の項目を選択して多様なフォーマットに出力できるプロシージャを提供します
    UTL_HTTPWeb標準(RFC2616)のHTTPプロトコルに従って、クライアント・ロールを提供するパッケージです

    以下は、既存のパッケージに追加された機能です。

    パッケージ追加された機能
    DBMS_CRYPTOBLOBデータの暗号化/復号化およびARIAアルゴリズムを提供します
    DBMS_UTILITY

    以下のプロシージャを追加しました。

    • FORMAT_ERROR_BACKTRACE : BACKTRACEエラー・メッセージ文字列を返します。

    • FORMAT_ERROR_STACK : 呼び出しスタック情報を文字列として返します

    DBMS_LOB

    以下のプロシージャを追加しました。

    • CONVERTTOBLOB : CLOBをBLOBに変換します。

    • CONVERTTOCLOB : BLOBをCLOBに変換します

    DBMS_LOCK

    以下のプロシージャを追加しました。

    • ALLOCATE_UNIQUE : 指定されたロック名にロックIDを割り当てます。

    • CONVERT : 既存のロック・モードから他のロック・モードに切り替えます。

    • RELEASE : 以前取得したロックを明示的に解放します。

    • REQUEST : 希望するロック・モードを指定して、ロックを要求します

    UTL_TCPキャリッジリターン文字と改行文字が含まれたCRLF定数を追加しました

8.1.2. クライアント・ドライバー

以下の機能を追加しました。

  • ゲートウェイ

    • Cゲートウェイ

      • tbdsn.tbrにゲートウェイの設定ファイルの場所を指定できるCONFIG項目を追加しました。

      • ゲートウェイの設定ファイル(tbgw.cfg)に使用する文字セットを設定できるCHARACTER_SETオプションを追加しました。

    • Javaゲートウェイ

      • Tibero to MS-SQLでの各国語文字セットをサポートします。

        参考

        詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「7.4 データベース・リンク」を参照してください。

  • tbJDBC

    以下は、JDBCドライバーに追加した機能です。

    • 接続属性を追加

      属性名説明
      defaultNCharPreparedStatement.setSting() APIを使用して設定した文字列を、各国語文字セットの設定を使用してサーバーに強制的に送信します
  • OLE DB

    以下は、OLE DBドライバーに追加した機能す。

    • 接続文字列に使用可能なオプションを追加

      オプション説明
      OLE DB Services

      接続プールを使用するかどうかを設定します。

      • 1:使用

      • 0:未使用

      Connect Timeoutデータベースへの接続に待機する時間を設定します。(単位:秒)
      Connect Lifetimeデータベースに接続された接続プールで、接続状態を維持する時間を設定します。(単位:秒)
      Max Pool Size接続プールで許可された最大接続数を設定します
      Min Pool Size接続プールで許可された最小接続数を設定します
      Enlist

      DTC(Distributed Transaction Coordinator)を使用するかどうかを設定します。

      • none:使用しない

      • auto:EnlistTransaction()を明示的に呼び出さなくても、内部で自動的に管理されます

      • manual:XAとして処理されるためには、アプリケーションでEnlistTransaction()を明示的に呼び出す必要があります

    • ストアド・プロシージャを呼び出すとき、複数のカーソルが返されるMultipleResultSet機能を提供します。

8.1.3. ユーティリティ

以下の機能を追加しました。

  • リカバリ・マネージャー(RMGR)

    以下は、tbRMGRに追加した機能です。詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「第6章 バックアップとリカバリ」を参照してください。

    • 補助データベースを使用したリカバリ機能により、新しいデータベースを作成してリカバリすることができます。

      オプション説明
      --auxiliaryRMGRが補助データベースを作成するディレクトリを指定します
      --auxiliary-ip補助データベースの接続IPを指定します
      --auxiliary-port補助データベースの接続ポートを指定します
    • 以下のオプションを追加しました。

      オプション説明
      infoバックアップ・リストを確認できます
      --beforetime指定した時刻より前のバックアップ・ファイルを削除します
      --archive-logアーカイブ・ログをバックアップします
      -c、--compressフル・バックアップ時にバックアップを圧縮します
      --datafileデータ・ファイル単位でバックアップおよびリカバリします
      --tablespace表領域単位でバックアップおよびリカバリします
      --untilcancelユーザーがキャンセルするまで、不完全リカバリを実行します
      -t、--threadバックアップおよびリカバリを並行して実行します。(UNIXシステムのみサポート)
  • Tibero Block Verifier(tbdv)

    • データベースのデータ・ファイルの整合性をチェックするユーティリティを追加しました。

  • tbSQL

    以下は、tbSQLに追加した機能です。

    • tbdsn.tbrファイルを使用せずに、接続情報を直接明示してデータベースに接続できる接続仕様という機能を追加しました。

    • 以下のシステム変数を追加しました。

      システム変数説明
      EXITCOMMITユーティリティの終了時にコミットするかどうかを設定します
      HEADSEPヘッダーの改行文字を設定します
      NEWPAGE各ページの先頭に追加する空白行の数を設定します
      RECSEP行のセパレーターを出力する単位を設定します
      RECSEPCHAR行のセパレーターを使用する文字を設定します
      UNDERLINEヘッダーの下線として使用する文字を設定します
    • 以下のコマンドを追加しました。

      コマンド説明
      ARCHIVE LOGREDOログ・ファイルの情報を出力します
    • 以下のとおり、tbSQLで提供するコマンドの構文を追加しました。

      • COLUMNコマンドに列の値を格納する変数を設定するNEW_V[ALUE]文を追加しました。

      • ユーザーが値を入力しない場合、代わりに使用する置換変数を設定するDEF[AULT]文をACCEPTコマンドに追加しました。

      • WHENEVERコマンドに[exit_option]で使用可能な構文を追加しました。

        項目説明
        SQL.SQLCODEエラーが発生した場合、エラーコードを返します
  • tbLoader

    以下のオプションを追加しました。

    オプション説明
    -c|--charsetTiberoがサポートする文字セットを確認します
  • tbMigrator 2.0

    以下のオプションを追加しました。

    オプション項目説明
    DDLExecute DDLs抽出したDDL文をターゲット・データベースに実行するかどうかを設定します
    ConversionRemove Double Quotation移行時にオブジェクト名の大文字と小文字を区別するために提供します

    以下のように移行可能なデータベースが追加されました。

    • SQL Server

    • PostgreSQL

  • tbExport

    以下は、tbExportに追加した機能です。

    オプション説明
    CONSISTENTエクスポート時を基準にしてデータをエクスポートします
    EXCLUDEエクスポート時に除外するユーザーと表を設定します
    GEOM_ASBYTESジオメトリ列に対してエクスポートする形式(WKBまたはバイト)を設定します
    TEMP_DIRエクスポート時に一時ダンプ・ファイルが作成されるディレクトリを指定します
    SAVE_CREDENTIAL暗号化したユーザー名とパスワードを使用してエクスポートを実行します
    TRIGGERエクスポート時にトリガーをインポートするかどうかを指定します
    LOGエクスポートのログが記録されるファイル名を指定します
    LOGDIRエクスポートのログが記録されるファイルを格納するディレクトリ名を指定します
  • tbImport

    以下は、tbImportに追加した機能です。

    オプション説明
    DBLINKインポート時にDBLinkをインポートするかどうかを指定します
    ROLEインポート時にロールをインポートするかどうかを指定します
    PSMインポート時にPSMオブジェクトをインポートするかどうかを指定します
    SEQUENCEインポート時にシーケンスをインポートするかどうかを指定します
    SYNONYMインポート時にシノニムをインポートするかどうかを指定します
    TRIGGERインポート時にトリガーをインポートするかどうかを指定します
    TEMP_DIRインポート時にダンプ・ファイルが作成されるディレクトリを指定します
    SAVE_CREDENTIAL暗号化したユーザー名とパスワードを使用してインポートを実行します
    GEOM_ASBYTESジオメトリ列に対してインポートする形式(WKBまたはバイト)を設定します
    LOGインポートのログが記録されるファイル名を入力します
    LOGDIRインポートのログが記録されるファイルを格納するディレクトリ名を指定します
  • tbESQL/C

    以下は、tbESQL/Cに追加した機能です。

    • 符号なし、符号付きのみ宣言された変数に対して、ESQL_TYPE_UINT、ESQL_TYPE_INTをサポートします。

    • データ型の同値化のために、EXEC SQL TYPEに加えてEXEC SQL VARを追加的にサポートします。

    • EXEC SQL INCLUDE文の複数行をサポートします。

    • EXEC SQL WITH identifier AS (subquery) SELECT ~文をサポートします。

  • tbESQL/COBOL

    以下は、tbESQL/COBOLに追加した機能です。

    • PIC COMP-3型に対して、符号なし/符号付きオプションのPIC9_WITH_SIGNを追加します。

    • COMP型をCOMP-5型に変換しないCOMP5オプションを追加します。

8.2. 変更機能

本節では、Tibero 6 FixSet01の変更機能と改善された機能について簡単に説明します。

8.2.1. DBMSエンジン

以下の機能が改善されました。

  • 検索領域の改善

    • 検索領域を改善したバージョンを適用しました。

    • CRXをPGA機能に適用しました。

    • 非ブロック形式機能を適用しました。

    • 高速クリーンアウトはローカル・ブロックでのみ実行されるようにしました。

  • LOB処理パフォーマンスの改善

    • 小さなサイズのLOBを処理するときのパフォーマンスを改善しました。

  • バッファー・キャッシュとI/Oパフォーマンスの改善

    • LRU管理機能を改善しました。

    • キャッシュの使用率を最適化しました。

    • REDOログのフラッシュと待機関連のパフォーマンスを改善しました。

    • 連続したブロックへのデータベース書き込みのI/O効率を高めました。

  • TBCM(Tibero Cluster Manager)

    • OS時間が変更されても、CMが正常に実行されるようにしました。

  • TAC(Tibero Active Cluster)

    • チェックポイント・パフォーマンスを改善しました。

    • 相互接続機能とパフォーマンスを改善しました。

    • 全表スキャン中にスマート・スキャンを使用できます。

    • BATCH LOCKプロトコルを実装しました。

    • スプリッ・ブレインのポリシーを改善しました。

  • TPR(Tibero Performance Repository)

    • APM(Automatic Performance Monitoring)がTPR(Tibero Performance Repository)に変更されました。

  • 索引の最大長を変更

    • 索引として指定可能な列の最大長を4062バイトから6424バイトに増やしました。

  • 異種データベース間の接続に失敗した場合のパフォーマンスの改善

    • 異種データベース間の接続時に一定時間の間応答が受信されなかった場合は、タイムアウト処理されます。

  • 分析関数のパフォーマンスの改善

    • WINDOW句のない分析関数を最適化してパフォーマンスを改善しました。

  • ソート・パフォーマンスの改善

    • 一時セグメントを読み取るときにAIOを適用します。

  • PSM

    • LIKE検索をサポートするために、PSMソースの保存型をLONGからVARCHARに変更しました。

8.2.2. クライアント・ドライバー

以下の機能が改善されました。

  • tbJDBC

    • BLOBデータの読み取り速度を改善しました。

8.2.3. ユーティリティ

以下の機能が改善されました。

  • リカバリ・マネージャー(RMGR)

    • 増分バックアップのパフォーマンスを改善しました。

  • tbSQL

    • FILEEXTパラメータをSUFFIXに変更しました。

    • FILEPATHパラメータを削除しました。

  • tbMigrator 2.0

    • IOT(Index Organized Table)の移行をサポートします。

    • グローバル/ローカル・パーティション索引の移行をサポートします。

  • tbExport/tbImport

    • IOT(Index Organized Table)をサポートします。

    • グローバル/ローカル・パーティション索引をサポートします。

    • MView(Materialized View)をサポートします。

    • 暗号化されたPSMオブジェクトをサポートします。