第5章 Tibero 6 FixSet04

目次

5.1. 新機能
5.1.1. DBMSエンジン
5.1.2. クライアント・ドライバー
5.1.3. ユーティリティ
5.2. 変更機能
5.2.1. DBMSエンジン
5.2.2. ユーティリティ

本章では、Tibero 6 FixSet04の新機能と変更機能について簡単に説明します。

5.1. 新機能

本節では、Tibero 6 FixSet04の新機能について説明します。

5.1.1. DBMSエンジン

以下の機能を追加しました。

  • キャッシュ

    • バッファ・キャッシュに存在しないブロックに対して非同期入出力(AIO)を行ってPGAにコピーした後、分散マルチ・ブロック読取り(MBR)を実行する機能を追加しました。

    • 特定のTSNにデータベース全体をリカバリするフラッシュバック・データベース機能を追加しました。

  • TBCM(Tibero Cluster Manager)

    • tbcm -nオプションを削除しました。

      参考

      詳細については、『Tibero 管理者ガイド』の「第9章 Tibero Cluster Manager」を参照してください。

  • TAC(Tibero Active Cluster)

    • ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILE GLOBAL文を追加しました。

  • TSC(Tibero Standby Cluster)

    • ホット・バックアップにより、データベースを停止せずにスタンバイ・データベースを作成できます。

    • インストールされたTiberoのホット・フィックス・パッチ名をTPRレポートに出力します

  • TPR(Tibero Performance Repository)

    • 1時間ごとにTPRレポートを出力します。

    • ユーザーが指定したスナップショットに関するレポートを出力します。

      参考

      詳細内容は、『Tibero 管理者ガイド』の「第14章 Tibero Performance Repository」を参照してください。

  • データ定義言語(DDL)

    • DBA|ALL|USER_AUDIT_TRAILビューにACTION列を追加しました。

    • フラッシュバック関連のDDL文を追加しました。

      参考

      詳細については、『Tibero SQLリファレンスガイド』を参照してください。

  • PSM

    • UTL_RECOMPパッケージを追加しました。

    • DBMS_LOB.LOADFROMFILEプロシージャを追加しました。

    • 動的DML文を複数回実行するFORALL文を追加しました。

  • system.shスクリプト

    • system.shスクリプトを実行する際、開始時刻を記録することができます。

    • system.shの実行時に発生し得るスクリプト・エラーを見つけるために-eオプションを追加しました。

    • 表領域に一時表領域の縮小機能を追加しました。

  • DB Link

    • データベースをリンクするとき、ライブラリが使用するPGAメモリの割り当てに関するダンプを表示します。

  • Executor

    • SESSIONTIMEZONE関数を追加しました。

    • オブジェクト表の一部機能をサポートします。

    • オブジェクト表のメンバー関数を使用できます。

    • WGS84座標系の変換機能を追加しました。

  • オプティマイザー

    • INSERT INTO SELECT文を実行するとき、選択リスト内の副問合せのネストを解除する機能を追加しました。

  • パーサー

    • 日本語レクサーのための機能を追加しました。

  • 文字セット

    • tbboot -Cオプションに対応されるTibero文字セットを出力します。

  • パッケージ

    以下のパッケージを追加しました。

    • DBMS_SERVER_ALERTパッケージ

    • DBMS_MONITORパッケージ

    • DBMS_SERVER_ALERTパッケージ

  • パラメータ

    以下のパラメータを追加しました。

    パラメータ説明
    AS_ADDRTiberoインスタンスが使用するTASインスタンスのIPアドレスを設定します
    FLASHBACK_LOG_ARCHIVE_FORMATフラッシュバック・データベースのアーカイブ・ログ形式を指定します
    PSM_ERROR_CONVPSMをコンパイルするとき、errnoを自動的にユーザー指定のエラー番号に変換します
    USE_ACTIVE_STORAGE以前の名前のUSE_TASからUSE_ACTIVE_STORAGEに変更しました
    USE_RESOURCE_MANAGERインスタンス・ケージング機能です。(Yに設定すると使用できます)

    以下のパラメータを削除しました。

    パラメータ説明
    USE_TASパラメータ名をUSE_ACTIVE_STORAGEに変更しました
    CM_NODE_IDTBCMがメンバーシップを手動で構成する機能を削除しました
    CM_NODESTBCMがメンバーシップを手動で構成する機能を削除しました

5.1.2. クライアント・ドライバー

以下の機能を追加しました。

  • JDBC

    • ログイン・パスワードを暗号化する機能を追加しました。

5.1.3. ユーティリティ

  • tbExport

    • エクスポートと圧縮を同時に実行できるCOMPRESSパラメータ(デフォルト値:N)を追加しました。

    • ライブラリをエクスポートできる機能を追加しました。

  • tbImport

    • ライブラリをインポートできる機能を追加しました。

5.2. 変更機能

本節では、Tibero 6 FixSet04の変更機能と改善された機能について簡単に説明します。

5.2.1. DBMSエンジン

以下の機能が改善されました。

  • データ定義言語(DDL)

    • 表の列の最大数を1000から1500に変更しました。

  • データ・レイヤー

    • CREATE INDEXによって作成された索引をNUMBERとVARCHAR型でない列にマージできます。

  • Executor

    • 全表スキャンを実行するとき、rownum条件に関係なくマルチ・ブロック読み取り回数が固定されていましたが、「1、2、4...」のように変更しながら開始するように変更しました。

  • TAS(Tibero Active Storage)

    • TiberoがTASインスタンスにアクセスするとき、1つの接続のみを確立します。

    • DMON(Disk Monitor)スレッドを追加して定期的にディスク入出力を実行し、入出力に失敗したらFAILを表示するように改善しました。

5.2.2. ユーティリティ

以下の機能が改善されました。

  • tbExport

    • マテリアライズド・ビュー索引をエクスポートすることができます。

  • tbMigrator

    • PostgreSQLの表を移行するとき、ブール型のデフォルト値を「t」または「f」文字に変更します。

  • tbSql

    • NCHAR列は、TB_NLS_NCHAR環境変数を参照します。