第3章 Tibero 6 FixSet06

目次

3.1. 新機能
3.1.1. DBMSエンジン
3.1.2. クライアント・ドライバー
3.1.3. ユーティリティ
3.2. 変更機能
3.2.1. DBMSエンジン

本章では、Tibero 6 FixSet06の新機能と変更機能について簡単に説明します。

3.1. 新機能

本節では、Tibero 6 FixSet06の新機能について説明します。

3.1.1. DBMSエンジン

以下の機能を追加しました。

  • TAS(Tibero Active Storage)

    • TASインスタンスによってマウントされたすべてのディスク領域に実行中のジョブを表示するビューを提供します。

    • ascmdユーザーを認証できます。

    • TASメタデータをバックアップして復元することができます。

  • TSC(Tibero Standby Cluster)

    • TACとTSCのスイッチオーバー機能を提供します。

  • DATA

    • LOBの圧縮、暗号化、重複除外などの機能を提供します。

  • DD/DDL

    • [ALL|USER|DBA]_TYPE_VERSIONSカタログ・ビューを追加しました。

    • [ALL|USER|DBA]_TAB_COLSを追加しました。

    • [ALL|USER|DBA]_TAB_COLUMNSビューにNUM_NULLS列を追加しました。

    • [ALL|USER|DBA]_INDEXESビューにPARAMETERS、DOMIDX_STATUS、DOMIDX_OPSTATUSなどの列を追加しました。

    • [ALL|USER|DBA]_CATALOGビューにOBJECT_NAME列と同じ値を持つTABLE_NAME列を追加しました。

    • V$SESSION_LONGOPSビューにELAPSED_TIME列とEND_TIME列を追加しました。

    • V$VERSIONビューにバージョン関連の追加情報を確認できるBANNER列を追加しました。

    • V$DDCACHE_INFOビューにDDバージョンの管理に関連するLTSN列とITSN列を追加しました。

    • GV$SQLビューを追加しました。

    • 外部表に対してALTER文を使用することができます。

    • 遅延可能な制約のDDLを追加しました。

    • ユーザーのパスワードを暗号化することができます。

    • CREATE TRIGGER文のdisableオプションを追加しました。

  • Executor

    • パーティション外部結合を使用することができます。

    • 部分ソートを実行することができます。

    • Xmlsequence(extract(xmltype))関数を追加しました。

    • 以下の遅延制約をサポートします。

      • NULLでない制約

      • チェック制約

    • SYS_TYPEID関数を追加しました。

  • フレーム

    • AGNTデッドロック検出ロジックのNULLをチェックすることができます。

    • OSの統計情報を確認することができます。

      • V$OSSTAT2ビューにCPUやTCPに関するCOMMENTS列と統計情報を追加しました。

      • V$DATABASEビューにCPU_NAME、PLATFORM_NAME、IP_ADDRESS、OS_UPTIME列を追加しました。

    • USERENV関数を使用してホスト・アドレスを取得することができます。

  • 文字セット

    • MSWIN1253、ISO8859-7、MSWIN1256、ISO8859-6などの文字セットを追加しました。

  • オプティマイザー

    • USE_CONCATヒントとNO_EXPANDヒントを追加しました。

    • 部分索引を追加しました。

    • LIKE用のレンジ・パーティション・プルーニングを実装しました。

    • DBMS_STATS.GATHER_TABLE_STATSを使用して表のサブパーティションに関する統計を収集できます。

    • DBMS_STATSパッケージのGATHER_[TABLE|SCHEMA|DICTIONARY|DATABASE]_STATSプロシージャにblock_sampleパラメータを追加しました。

    • UTL_URLパッケージのESCAPE関数とUNESCAPE関数にurl_charsetパラメータを追加しました。

    • 問合せ結果キャッシュにrelies_on関数を追加しました。

    • DBMS_ALERTパッケージを追加しました。

  • PSM

    • PSMオブジェクトを継承することができます。

    • OWA_UTIL.WHO_CALLED_MEプロシージャを追加しました。

    • TO_NCHAR関数を追加しました。

    • DBMS_UTILITY.CURRENT_INSTANCEを追加しました。

    • DBMS_UTILITY.DB_VERSIONを追加しました。

  • リカバリ

    • 複数の表領域に対してホット・バックアップを実行することができます。

  • リカバリ・マネージャー(RMGR)

    • バックアップが失敗した場合、関連するデータ・ファイルを削除します。

    • V$BACKUPSETビューを追加しました。

    • パラレル・バックアップまたはリカバリを実行することができます。

  • TPR(Tibero Performance Repository)

    • TPRレポートのTSC項目に「YES」、「NO」を追加しました。

3.1.2. クライアント・ドライバー

以下の機能を追加しました。

  • JDBC

    • 問合せを使用してゲートウェイをチェックすることができます。

    • 以下の文字セットをサポートします。

      分類文字セット
      ISO-8859-7Latin/Greek
      ISO-8859-6Latin/Arabic
      Windows-1253Windows Greek
      Windows-1256Windows Arabic

3.1.3. ユーティリティ

以下の機能を追加しました。

  • tbLoader

    • NULLIF句を追加しました。

    • パラレル・ローディング・オプションを追加しました。

  • tbExport/tbImport

    • FULL、USER、TABLEモードにスキーマや表統計をエクスポート/インポートすることができます。

    • データを暗号化することができます。

3.2. 変更機能

本節では、Tibero 6 FixSet06の変更機能と改善された機能について簡単に説明します。

3.2.1. DBMSエンジン

以下の機能が改善されました。

  • オプティマイザー

    • ユーザーがDBMS_STATSで指定したestimate_percentによって小さすぎるsample_sizeが作成された場合、その設定を適切に調整してパフォーマンスの低下を防ぎます。

    • シノニムを使用してアクセス権限のある他のスキーマのMViewを更新することができます。

    • 選択性(Selectivity)を予測する機能を改善しました。

  • DDL

    • MULTI INSERT文を実行する際、ブロック領域を十分に活用できるように改善しました。

  • PSM

    • 予約語のリストからFUNCTIONを削除しました。

  • パーサー

    • MERGE INTO文のPARALLELヒントを使用することができます。

    • table()関数の後ろに外部結合演算子(+)を使用することができます。

    • DBMS_AQパッケージが改善されました。

      • AQのペイロード型をオブジェクト型として使用することができます。

      • オブジェクト型の値をエンキューおよびデキューできます。

      • シングル・コンシューマー・キューに対してretention_timeを設定できます。

  • TBCM(Tibero Cluster Manager)

    TiberoとCM間の接続パスが変更されました。

    • 変更前

      Interconnect IP:PORT
    • 変更後

      localhost IP:CM_UI_PORT